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バンドレンのリードの思い出

中学・高校と、吹奏楽部でクラリネットを吹いていました。楽器というのは割と消耗品が多くて、リードもその1つです。いい感じに音が鳴って吹きやすいリードは、1箱買って1枚あるかないか。クラリネットやサックスはまだいい方で、ダブルリード楽器の人は本当に大変そうでした。

私はバンドレンの「トラディショナル」の3か3 1/2をずっと使っていました。リードをペーパーで削っていい感じにする、というのも何度か試しましたが、どうも削りすぎてぺらぺらの音になったり、割れたりして、全然うまくいきませんでした。

コンクールや定期演奏会の前になると、「吹きやすいリードをいかに多く持っておくか」が大変でした。どんなに気をつけていてもリードは割れるし壊れるものです。体調や楽器の調子によっても音色は変わります。これならいける、というリードを持っておくのはとても大事ですが、とても困難でした。

クラリネットを吹かなくなってもう20年以上経ちますが、未だに「リードがぼろぼろでクラリネットが吹けない」という夢を見ます。リードを買いに行ったのにお店が閉まっていて困る、という夢も見ます。リードを扱うのは確かに大変でしたが、生涯にわたって苦難の象徴として扱うほどのことではないような気がしています。なのに、夢の中でいつも大事な演奏の前にリードがだめになってるのはどうしてなんだろう。

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