性能は微妙だったが、これらはあまりにも画期的すぎた。
この当時のフルブラウザとは、あくまでiModeブラウザとかよりもマシという意味だったが(CookieやJSが一部動くとか)それでも小さくて軽い端末で動くのに感動した。
当時、携帯サイトはしょうもないコンテンツなのに課金課金で有料ばっかりうぜえ!みたいなことを思っていたので、こいつはいい!とおもって購入した。
ただ、当時仕事でガラケーサイトもつくっている俺は気付いていた、フルブラウザで必死になるより、携帯専用サイトをの方が速くて快適だという事に…。
なので、結局携帯サイトをメインにみていたのだが、ウィルコム回線はIP制限で弾かれがちであり、結局、利用頻度の高いサイト(たとえば乗り換え案内)はiMode端末をとりだしてやる…みたいなことをやっていて、微妙な運用だった。
さらに、当時ドンドンリッチになっていくウェブ相手に、京ぽんのフルブラウザの性能はいまいちだった、レスポンスが悪くて結構ストレスフル。
そもそもウェブ閲覧で一番つかうキーだとおもうページアップ、ページダウンも専用キーのくせに妙におしづらくてつらい。
一応HTMLのレイアウト変更(今ならリーダーモードとか言うのだろうか)で多少携帯の画面で読みやすくしたり、サーバサイドのリバースプロキシで画像の再圧縮とかのサービスもあったとおぼえているが、焼け石に水だった。
なので、オモチャとしては段々つかわなくなっていき、せいぜい黒板色の掲示板をみる以外は、持ち歩いていたノートPCのモデムとしてだけつかうようになっていった。
最終的には、モデムなら専用端末の方が良いと当然のことに気付き、CF型のAirH"端末に機種変して処分したとおもう。