京都の病院に入院中、当時付き合っていた女性の家に外泊しに行った。病院を出たとき、あ、バッテリー病院に忘れてきたな、と思ったけどすでに病院から離れてて取りに戻らなかった(京都のバスはノロい)。ノートパソコンはバッテリー付けたまま使うと充電放電を繰り返しすぎてバッテリーがすぐ死ぬと言われてたから普段は取り外してた。いまのユニボディ MacBook と違って PowerBook はバッテリーを取り外せたのだ。
名古屋に着いて彼女とその家族と合流してレストランに入った。彼女のお父さんに貴重品は持って上がりなさいと言われたのに、 PowerBook のことを貴重品と思えてなくて(当時はもう Intel CPU の MacBook が出てた)車の中にパソコン入ったリュック置きっぱなしにしてしまった。案の定車上荒らしにあってパクられた。車の窓ガラス割られててパソコン入ったリュックだけ盗られてた。警察来て被害届とか出したけどまぁ見つからないので諦めてくださいと言われておしまいだった。
PowerBook の中にはバックアップを取っていない写真なんかがたくさん入っていた。取り返しのつかないことをしてしまったと猛烈に後悔した。パソコンは新しく買えば良いけど、データは取り戻せないということが分かってなかった。
その後ヤフオクに盗品が出されてないか、モトローラの異常に使いにくいケータイで監視してたりしたけど結局見つからなかった。バッテリーのない PowerBook とか中古屋も買い取ってくれなくて捨てられたのかもしれない。
それからしばらくしてその女性とは別れた。というかふられた。PowerBook 盗まれてなかったらいまとは違う人生送ってるような気がする。