
『ドM-1グランプリしよう!』
何を言っているんだと思った。
だが友人は
・会場の手配
・Sな人脈の手配
・Sな道具
を足早に集めていき、2週刊後にはドM-1グランプリを開いてしまったのだ。
『ウォッシュも出る?』
ウォッシュとは私のあだ名だ。
そんなセリフを喋る友人の純粋な目から逃れるわけもなく、
自分もドM-1グランプリにエントリーした。
友人の人脈だけで開いたドM-1グランプリだが、
エントリー人数は約12名、観客は50名程だ。
トーナメント形式で勝ち上がっていき、
残ったMが優勝というルールである。
最後に『でも気持ちいい~』と言わないといけない絶対的なルールがあった。
Mを決める方法はシンプルだ。
観客全員が審査員になり、観客がMだと思った方が勝者となるのだ。
内容はあまり覚えていない。
なんせ6年ほど前の話だ。
おぼろげな記憶では
・段位の持ってる空手家のケツキック
・ピンヒールの踏みつけ
・背中太鼓
があったと思う。
自分は1回戦、2回線と勝ち進んでいった。
しかし問題は3回戦で起こった。
3回戦の内容は『熱湯を掛ける』だった。
芸人がよくやっている『熱湯風呂』というものがあるが、
あのお湯の温度はせいぜい40度ほどだろう。
しかし純粋な友人はわざわざ煮えたぎった熱湯を、わざわざ保温性の高い水筒に熱湯を入れてきたのである。
自分も芸人のように予定調和的にリアクションしようと思ったのだが、
まさかの熱湯に声にならない程のリアクションをしてしまったのだ。
あまりの熱さに『でも気持ちいい~』のルールを守れず敗退してしまった。
ただ熱くて痛くのたうち回っていただけだった。
しかし友人は看護師の知人をその会場に誘っていたため、
皮が剥がれるだけの被害だけで済み事なきを得たのだ。
非常に先を見越せる友人だったのだ。
その後ドM-1グランプリは友人内で炎上して、2回目は始まらなかった。
友人も心が折れてしまい、軽い人間不信になったような気がする。
今ではその友人は少し前に就職して、
誰でも知ってるIT企業のディレクターをやっている。
企画をすることが好きらしい。
変わった企画をして炎上しないことを願うばかりである。
この水筒はそのドM-1グランプリで熱湯を注がれた水筒です。
そろそろ買い換えようかと思っています。
はてなブログやってます。
オチが無いのがオチ
http://uxossyu.hatenablog.com/