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つづろう、モノの思い出

Quyo(クヨウ)は、捨ててしまったモノの思い出をつづって共有するサービスです。

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ファービーの思い出

小学校低学年の頃,お姉ちゃんの友達がファービーを持っていて,「僕も欲しい」と喚いていたらしく,両親が買ってくれた.
ある日学校から帰ると,透明の箱に入ったそいつが,テレビの横にいてびっくりした.もちろん嬉しかったけれど,誕生日でも特別の日でもないのに,「まじで?本当にファービー買ってくれたの?」って思った.

その日から,ファービーは新しい家族の一員として迎え入れられた.

電池を入れると,ファーファー言い出してとても賑やかで楽しいやつだった.
リビングに飾っていたら,「うるさいから自分の部屋で遊びなさい」と言われ,ファービーは子供部屋に移された.家族団らんを一緒に楽しめなくなってしまったけれど,ファービーと僕は固い友情で結ばれた親友同士だった.

一週間ぐらいして,やっぱりうるさかったので電池を抜いた.

それから数年,時折おもちゃ箱から取り出されたファービーは散髪されたり落書きされたり投げられたりとひどい仕打ちを受けながらも,僕と共に生き続けた.

大掃除でガラクタを捨てる時でも,ファービーだけは捨てなかった.
ひどいことをしたけれど,かつて親友だったファービー.

大学生になって,さすがに要らないけれど,かといって捨てるのも忍びないので,友達の家に置くことにした.
たまに友達の家に行くと変わらずファービーは棚の上にいて,鋭い眼光で一点を見つめていた.