はなまるマーケットの思い出

はなまるマーケットを最初に見たのは中学一年生の時でした。
創立記念日で学校も部活も休みで暇なところ、何気なくチャンネルを回してたら丁度おはようございまーすつって始まる番組があり、はなまるマーケットオープン!とか言うから通販番組かなと思って見てたのを覚えています。
見てても一向に何かを売る気配はなく、ただひたすら料理を食べて駄話をする番組でした。
特にオープニングトークの駄話っぷりは新鮮で、この時間のテレビはだいたい真面目な政治の話とか芸能人のゴシップをやってるものだと思ってたので、その時は名前も知らなかった男女が昨日何食べたとかトイレ掃除をしたとか換気扇から虫が入ってきたとか心底どうでもいい話をしていました。
特に女性の方の司会者は話をあっちこっちに飛ばすし、4択のクイズで2つ選べという問題で2と3と選んで回答の理由を聞かれたら「8月23日生まれだから」とか言うし、真面目に見るなと言わんばかりの適当さに感動したものです。
その女性の司会者を岡江久美子さんと云います。
当時ローライズジーンズが流行ってて、パンツを見せてる人もいておしりが見えそうになる人までいてそれはどうかという話をしてました。
その会話自体もテレビでやるほどのことかどうか疑問ですが、岡江久美子さんは「おしり見えてるとミミズとか入れたくなっちゃう」とおっしゃいました。
岡江さんはミミズが嫌いだそうですが、問題はそこではありません。
岡江さんの思い出についてはブログに書いてるのでここらへんにしときます。
http://idejun.com/archives/4546

最初にはなまるマーケットを見た次の日はこんなダラダラした会話を見たくて遅刻してはなまるマーケットを見ました。
毎日遅刻するわけにもいかないので録画して見るようになり、大学の授業も仕事もはなまるマーケットが生で見れるように午後から動くスタイルで過ごし、14年間だいたい3500回ぐらいのはなまるマーケットを視聴。
ご存知の通り今年3月ではなまるマーケットはゴールを迎えました。
前番組からの繋ぎで半年で終わる予定だった番組は17年半続き、人々をはなまるな気分にしてきました。
最終回、今まで真面目だった試しがない岡江久美子さんが「はなまるマーケットという番組があったこと、一生忘れないでください」と真面目に言っていたので、忘れないためにもここでQuyoさせていただきます。
「買い直す」というボタンがあるけど、Amazonにはなまるマーケットは売ってませんでした。